おもひこ

毎回テーマを決めて短く書いていきます

風について

風の時代が始まった などと言はれる

その意味はよく分からないのだが ここでは 風について 少し考へてみたい

気圧がより高いところと より低いところの間には 空気の移動を促す力が生まれる

その結果 風が吹く

低気圧や高気圧が生じるのには 原因がある

地表が太陽の熱で暖められた とか 海上の熱が冷めない とか

何等かの原因で 空気の状態に不均等が生じ その不均等を均さうとして 空気が動く

 

それでは 私達の感情はどうか

それは空気の移動ではないだらうが 「思ひ」に何らかの不均等が生じ その思ひが ある一定の方向に動く

あ・・・ これって 樂しさうだな

やってみやうかな

何か 書いてみやうか・・・

私の心に 風が生じた

 

そもそも  「思ひ」は「風」のやうなものではないだらうか

そして その風のやうなものを 私達は 「心」ともいふ

心の風は 「私」が 吹き奏でる

そして その風が この世の 「おきて」を 外れることはない

その風を 吹かせる「私」は この世の 「おきて」を外れない

私の「意志」は この世の 「おきて」と共にある

 

風が吹く

空気が動く風だ

地球が 大地が 風を育んでゐる

次に吹く風を確実に  計算で決めることは できない

なぜなら それは 地球の 大地の 「意志」だからだ

私達が心の風を起こすやうに

大地も風を起こす

もし 次の風を知りたいのなら

大地の「心」に寄り沿ふべきなのだらう

どんな スーパーコンピューターでの予測よりも

その「心」に寄り沿ふことが

理解への近道なのだらう